«向 千恵おめでと。 番外編。»

きづいたら誕生日。
警察さんの向さん。

ただいま総勢13人。もう増やさん。

こんにちは。小川彼方です。今日は幼なじみの鬼塚警部と買い物に来ています。
何たって今日は『向千恵さんのお誕生日』なんですから！
「鬼塚さん！私たちの担当はケーキとプレゼントです！」
「なんで俺がこんなことを…」
「だって向さんのお誕生日なんですよ？わー何にしょうっ！」
ぎこちないスキップで先を行く。鬼塚少し笑う。
「…あ、そこ段差ある…って遅かったか。」
「…いたい…」
額から血が出ている。どうしたらそんなことに…
「大…丈夫か？」
「は、はい…」
「おら。」
手を出す鬼塚。
「すいません…ぐずっ」
「あー泣くな！後でなんかやるから！」
「け、ケーキがいいです…。」
半泣き上目使いで俺を見る…可愛いじゃねぇか…
「分かったから泣くな！早く買い物済ますぞ！」
「は、はい！」

間

「何にしましょうか…プレゼント…」
「…枕…とかか？」
「あ！鬼塚さん！それにしましょう！抵反発の！」
「…簡単に決めていいのか？」
「だって向さんと同じ職場で働く人が１番向さんのこと知ってると思うんです！
」
目をキラキラさせていう。
「あ、あぁ…」
「次はケーキですね！ケーキケーキ♪」
「だからまた転ぶぞー」
「いだっ！」


間

帝国高校会議室。
「花田君～何こんなとこに呼び出して～。私襲っても楽しくないわよ～。」
「あはは。そんな気さらさらないです。」
「なーんだ。つまんない。」
「一つ渡したいものがあるんです。」
「え？何？なんかくれんの？」
ポケットから握り拳くらいのものを取り出す。
「…結婚…しません？」
「だが断る。」
「ですよね～。当然嘘です。指輪一応どうぞ。」
箱を差し出す。
「じゃあ右手の中指にはめとく。で、何？何なの？」
ドア当然開く。
「お誕生日おめでとうございます。向さん。」
「小椋は知らんぞ。」
「はいプレゼントです！よければ使って下さいね！」
「…ありがとー彼方はまったく可愛いな～鬼塚は木刀がうざいから捨ててこい。
花田君、この指輪つけると死ぬやつじゃないよね？」

…向は知っていた。今日が自分の誕生日でないことを。




向千恵誕生日おめでとう！本当は6月16日が誕生日でした！
夢オチと迷った結果こうなった。